こんにちは、ネロリです(^^)
突然ですが、『徒長(とちょう)』という言葉をご存知ですか?
私は今まで知らなくて、自分の観葉植物が『徒長』という状態になっていても、まったく気づいていませんでした。
徒長は、植物にとって良い状態ではないと知ったのが、つい最近のこと・・・(^^;)
知ったからには現状を解決したくて、徒長について調べて、育てている観葉植物たちの剪定を行いました。
今回は「徒長とはなんぞや?」ということと、徒長してしまったセロームを剪定して整えたことについて書きたいと思います(^^)
徒長(とちょう)とは?
まず徒長とは、
日光不足や高温、チッ素肥料が多すぎたことなどが原因で、通常よりも茎や枝が長く伸びること。
です。
全体的に間延びしていて、ヒョロヒョロとした状態になっていることを『徒長』といいます。
私が育てているセロームも、まさにこの状態でした(^^;)
(↑)写真の左側に窓があるので、光を求めて左寄りにヒョロヒョロと茎や葉が伸びています。
徒長という言葉を知らなかった
お恥ずかしい話ですが、私はついこの間まで『徒長』という言葉を知りませんでした。
「こんな風に育つものなんだな〜」くらいにしか思っていなくて、何かケアが必要だとは考えたこともなく・・・。
夏の終わりに偶然ネットで徒長という言葉を知り、観葉植物にとって良くないことなのだとやっと分かったのでした。
徒長は観葉植物に負担がかかっている状態
徒長の原因は日照不足のほか、水分や栄養過多、反対に栄養不足の場合もあるそうです。
どれも観葉植物にとって良くないこと。
考えてみると、徒長していたセロームは葉によっては濃い緑色もあったものの、全体的に薄い緑というか、黄味がかっていたような気がします。
ヒョロヒョロと伸びた茎も、正直あまり元気な印象は受けませんよね・・・。
快適とは言えない環境の中で、何とか生きようと頑張った姿がこの結果だと思うと、一気にセロームを始めとした観葉植物たちに申し訳なくなりました(;;)
徒長から観葉植物を救うには?
徒長で伸びてしまった部分はどうにもならないので、思い切って剪定して、イチから育て直すことに決めました。
きちんと日光に当てて水分も栄養もしっかり与えて元気になってもらうため、剪定作業開始です(^^)/
セロームの剪定
剪定は8月末に行いました。
(↑)あらためて見ると、茎が長〜く伸びてますね・・・;
今回剪定するために用意したものは、
- セローム本体
- 新聞紙
- 剪定バサミ
の3つです。
剪定バサミは、切れ味の良いものがオススメです。
切れ味が悪いと、切った部分の繊維や細胞がつぶれてしまうそう。
いざ剪定スタート!
(↑)剪定前の根元の様子。すでに新芽が生えてきています。
セロームの剪定方法を調べたら、根元からカットするとあったので、思い切ってザクリ。
(↑)根元に剪定バサミを挟んで「ジャキン!」と。
(↑)別の茎にもハサミの刃を合わせて・・・
(↑)どんどんカットしていきます。
(↑)最後の一本。
剪定終了!
(↑)ヒョロヒョロと伸びていた4本の葉&茎をカットしました。
(↑)ずいぶんちんまりとしてしまった・・・(^^;)
(↑)根元側の切り口の様子。
(↑)葉&茎側の切り口の様子。
セロームを剪定するときの注意点
今回の剪定では、私は素手で剪定バサミを握って普通にザクザク切ってしまいました。
が、セロームのようなサトイモ科の観葉植物の茎を切るときには、本来は手袋を着用した方が良いそう。
なぜなら、カットしたときに切り口から出る樹液には『シュウ酸カルシウム』という成分が含まれていて、皮膚についてしまうとかぶれたり痒くなってしまうからです。
今回の剪定後(1週間後くらい)、実際に樹液と思われるものが切り口から溢れていました。
(↑)左側は水かな?と思うのですが、右側が・・・何だかドロッとしたものが・・・。
剪定したあとは陽に当てる&液体肥料でケア
剪定後は液体肥料を混ぜた水を与えて、日中は窓際に置いて陽に当ててケアしました。
(↑)セラミス専用の液体肥料を使っています。
日光と栄養を与えてひたすら安静にさせ、剪定で負ったケガの回復につとめるイメージを持ちながら、毎日セロームのお世話をしました。
現在のセロームの様子
先に現在(2020年12月)のセロームの様子を、ビフォーアフターでご紹介します。
(↑)まっすぐ上に向かって茎が伸びるようになりました!
こうやって比較すると、現在のセロームはシャッキリかっこよくなった感じがして、思い切って剪定して良かったと思いました。
と同時に、もっと早くやってあげれば・・・とも思ってしまいましたが(T_T)
ともあれ、最初は少し不安でしたが、結果的には剪定して良かったです!
長くなってしまったので、剪定後〜現在に至るまでの様子については、また別の記事にしたいと思います(^^)