コンタクトレンズをつけたまま寝るのをやめた理由

コンタクトレンズをつけたまま寝ることで目に与える影響とは? 暮らし

こんにちは、ネロリです(^^)

私は20代からハードタイプのコンタクトレンズを使用しています。

 

が、今まで何度か、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまったことがあります。

短ければ15分前後、長いと2時間くらい眠っていました。

 

でも先日、ドライアイが原因で頭痛や目の痛みに悩まされたことをきっかけに、たとえ15分と短い間であっても、コンタクトレンズを外して寝るようになりました。

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コンタクトレンズをつけたまま寝てしまうと、目が酸素不足に陥って、様々なトラブルを起こす場合があると知ったからです。

今回は、その具体的な影響について書きたいと思います。

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コンタクトレンズは『角膜(黒目)』に乗っている

ハシビロコウの目のアップ

コンタクトレンズは、目の『角膜』という部分にのっています。

角膜とは円形の透明な膜で、要は黒目のこと。

 

角膜には、外からの刺激や細菌から目を守る機能(バリア機能)が備わっています。

角膜は涙に溶け込んだ酸素を取り入れている

このバリア機能がしっかり働くためには、酸素が必要です。

身体の中で酸素を運ぶ役目をするのは血管ですが、角膜には血管がありません。

 

そのため、起きている(目を開けている)ときは大気から涙経由で酸素を取り入れています。

眠っている(目を閉じている)ときは?

ベッドで眠る猫

では、眠っている(目を閉じている)ときは、角膜はどこから酸素を取り入れているのでしょうか?

眠っている間は目を閉じているので、大気中から酸素を取り込むことが難しくなり、上まぶたの裏にある血管から涙に溶け込んだわずかな酸素を取り込んでいます。

その酸素の量は起きているときの3分の1程度になるといわれています。

出典:角膜の働きと眠っている間の状態について

眠っているときでは、起きているときと比べて、角膜に行き渡る酸素の量が大幅に減るんですね。

 

そこへコンタクトレンズまでつけたまま、となると・・・

コンタクトレンズを装用したまま寝てしまうと、上まぶたの裏からの酸素の流れを妨げて、より角膜が酸素不足になりやすくなってしまいます。

角膜が酸素不足になるとバリア機能が低下し、感染症など目のトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

出典:コンタクトレンズをつけたまま昼寝することのリスク

ただでさえ酸素不足なのに、コンタクトレンズで上からさらにフタをしている状態なんですね。

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角膜の酸素不足で起きる目のトラブルとは?

酸素不足でバリア機能が低下すると、下記のような目のトラブルが起きやすくなります。

  • 角膜浸潤(かくまくしんじゅん):角膜に傷ができて炎症を起こし、かすみ目や視力低下につながることも。
  • 角膜血管新生(かくまくけっかんしんせい):白目の血管が角膜に侵入する。

などなど・・・(・・;)

短時間でも寝るときは必ずコンタクトレンズを外す!

コンタクトレンズのパッケージ

「昼寝や仮眠はちょっとした時間だし、つけてても平気かな」と軽い気持ちで今まではいました。

でも、思っていた以上に目に負担をかけていたことが分かりました。

 

さらに、コンタクトレンズをつけたまま寝ることを繰り返すと、角膜浸潤や角膜血管新生といった、目のトラブルが起きる可能性が高くなる・・・。

うーん・・・かなりハイリスク。

 

いちいちコンタクトレンズを外してケースに入れる、という手間がつい面倒に感じてしまいますが、睡眠時間の長短に関わらず、必ず外すのがベストだと改めて実感。

また、ドライアイが原因で頭痛や目の痛みに悩まされた経験もあるので余計、目に負担をかけたくないと感じました。

 

今はつけたまま眠れるタイプのコンタクトレンズもあるそうですが、それ以外のタイプを使っている人は必ず外してから眠るよう、一緒に気をつけましょう!

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